「りくりゅうペアって、付き合ってるの?」——これはフィギュアスケートファンの間で最も多く聞かれる質問の一つです。三浦璃来選手(24歳)と木原龍一選手(33歳)によるペア「りくりゅう」は、2023年・2025年と2度の世界選手権制覇、2025年グランプリファイナル優勝など、日本ペアスケート史上最高の実績を積み上げてきました。
2026年2月、ついに迎えたミラノ五輪では団体戦で世界歴代3位のスコアを叩き出し、日本の銀メダル獲得に大きく貢献。個人戦でもメダルへの期待が高まるなか、二人の「関係」への関心もこれまでにないほど注目されています。
この記事では、公式発言の整理、交際説が生まれる根拠の分析、そして他のブログでは語られない海外ペアスケーターの恋愛事情まで踏み込み、「りくりゅうの本当の関係」を多角的に考察します。
りくりゅうは付き合ってる?公式発言まとめ

結論から言えば、**2026年2月現在、二人から交際を肯定する公式発言は一切出ていません。**同時に、明確に否定した発言もありません。
二人の関係性について最も具体的な表現が出たのは、木原選手のかつての職場仲間である飯岡裕輔氏のコメントです。木原選手が2019年にアルバイトをしていた邦和みなとスポーツ&カルチャーの元同僚である飯岡氏は、**「どちらかというと”兄妹”の方が近いかもしれません」**と二人の関係を表現しました。「木原選手が『璃来ちゃん、あれ忘れてない?』『次の時間はここに行くからね』ってあれこれ世話を焼いています」とのことです(NEWSポストセブン 2026年2月)。
2024年4月のSportiva のインタビューでは、二人の関係性の変化がうかがえるやりとりが紹介されています。木原選手は「最初は僕のほうがリーダーシップをとっていて、まあ今もあるんですけど、最近は僕が尻に敷かれてきたなって」と笑い、三浦選手がすかさず「違う、違う(笑)。最初は敬語だったんですよ、ずっと。でも、壁がどんどんなくなってきたなと思います」と返す場面がありました(web Sportiva 2024年4月19日)。
年間約360日を共に過ごし、お互いに手料理を振る舞うほどの親密さ。カナダ・オンタリオ州オークビルを練習拠点とする生活の中で、二人は国際大会にも小さな鍋を持参し、キムチ鍋を作るほどの仲だといいます。Number Webのインタビューでは、木原選手が「僕たちって『2人で1つなんだな』ということを改めて感じました」と語り、三浦選手は「うん。繋ぎたいときに手を繋げるな、というのを感じてるよ」と応じています。
公式発表がないからこそ、ファンの間で憶測が絶えない——それが現状です。
「付き合ってる」と言われる5つの理由

ファンやメディアの間で交際が推測される根拠は、大きく5つに整理できます。
1. プライベートでの密着度の高さ
年間約360日を共に過ごし、お互いに手料理を振る舞い、カナダでの生活を共にしている——この日常がSNSやインタビューを通じて伝わるたび、「これはもう恋人では」という声がファンの間で上がっています。グランプリファイナル前にはマリオカートで対戦してリラックスしたというエピソードも話題になりました。
2. 演技中・オフショットでの視線や表情
試合後の写真やTEAM JAPAN TVの映像で見せる二人の距離感やじゃれ合う様子が「カップルにしか見えない」とSNSで頻繁に話題になっています。特に2024年のTEAM JAPAN TV公式YouTubeでの氷上以外の姿には、「兄妹みたいでほっこりする」「恋人にも見える」と、ファンの間でも解釈が分かれました。
3. インタビューでの家族的・恋人的な発言
先述のSportivaインタビューや、木原選手の「一緒にいることは大切だなと思いました。『頑張っているのは自分だけじゃないか』という不信感は生まれません」という言葉、三浦選手の「繋ぎたいときに手を繋げる」という表現が、家族や恋人のような関係を思わせるとファンの間で受け取られています。
4. 9歳差・30cm差を超えた「運命的」なペア結成
三浦選手が自ら木原選手にペアを申し込んだ経緯や、初めてのトライアウトで「歴代最高の高さのツイスト」が出たエピソード(詳細は後述)が「運命の出会い」として語られ、恋愛的な文脈で解釈されることが少なくありません。
5. SNSの「匂わせ」とされる投稿
おそろいのスニーカーやキャップ、クリスマスの写真などがファンの間で「匂わせ」と話題になることがあります。ただし、いずれも日常の一コマに過ぎず、本人たちが交際を示唆する意図があったかどうかは不明です。
これらはすべて公開情報やファンの受け止め方をまとめたものであり、交際の事実を示すものではないことを付記しておきます。
りくりゅうペア結成の経緯|「運命の出会い」の真相
二人の出会いを振り返ると、「運命」と言いたくなるような経緯が確かにあります。ただし、それは綿密に計画されたものでもありました。
2019年4月8日、木原選手は前パートナーの須崎海羽選手とのペア解消を発表しました。2019年1月に練習中の脳震盪を負い、四大陸選手権と世界選手権を欠場。回復後も競技への意欲が湧かず、地元・愛知県の邦和スポーツランド(現・邦和みなとスポーツ&カルチャー)で貸し靴の受付や宿直のアルバイトをしていました。木原選手は当時の心境を「正直もうペアには戻らないかなと思い、8月も遊ぶ予定を入れていたくらいです」と振り返っています(Walker Plus 2019年11月)。
元同僚の飯岡氏は「『同級生は社会に出てバリバリ仕事してるのに、俺はスケートしかしてない……』とこぼしていた」と木原選手の当時の苦悩を証言しています(女性自身)。
一方、2019年7月には三浦選手も前パートナーの市橋翔哉選手とのペア解消を発表。三浦選手はすでにカナダでブルーノ・マルコットコーチの指導を受けており、マルコットコーチは以前からトレーニングキャンプを通じて木原選手を知っていました。マルコットコーチの仲介と三浦選手自身の希望により、名古屋の邦和みなとスポーツ&カルチャーでトライアウトが実現します。
木原選手は初めてのトライアウトの瞬間を鮮明に覚えています。「初めてのツイストで今まで投げたことのない高さが出た。アップができていない状態で、自分たちの中では歴代最高の高さ。投げ出す、飛び出すタイミングが、お互いが求めているタイミングだった」(Yahoo News/NTV 2025年12月)。三浦選手も「ペアはどちらかが合わせるイメージでしたけど、滑ってみてお互いが合いました」と語っています(三浦璃来公式プロフィール)。
2019年8月5日にペア結成を正式発表。わずか1週間後の8月12日にはカナダへ渡航し、「ビザも用意してなくて何も準備がない状態で行きました」(Walker Plus)。結成からわずか約3か月後の11月、NHK杯で国際大会デビューを果たしました。
その後の軌跡は目覚ましいものです。2022年北京五輪では団体戦銀メダル(※当初は銅メダルだったがROCの失格により繰り上げ)・ペア個人戦7位。同年の世界選手権で日本ペア初の銀メダルを獲得すると、2023年には世界選手権・グランプリファイナル・四大陸選手権を制し、日本フィギュアスケート史上初の年間グランドスラムを達成しました。2025年には世界選手権を0.71点差で奪還し、2度目の世界王者に輝いています。
「運命的な出会い」——その表現自体は事実として印象的です。ただし、それを恋愛と結びつけるのはファンの解釈であり、二人はあくまで競技者として最高のパートナーシップを築いてきたことを忘れてはなりません。
ペアスケーターは恋人同士が多い?海外の事例から検証

「ペアスケーターは恋人同士でしょ?」と思っている方は少なくないはずです。しかし実際には、ペア・アイスダンスの世界で恋人同士のチームは全体の推定30〜40%程度。過半数はプラトニックな関係です(2026年ミラノ五輪出場チームの調査に基づく推計、Yahoo Sports/Town & Country 2026年2月)。
ここでは、実際にカップルだったペアと、恋人にならなかった有名ペアの両方を紹介します。
恋人・夫婦として活躍したペア
**ゴルデーワ&グリンコフ(ロシア)**は、ペアスケート史上最も美しいラブストーリーとして知られています。1982年にペアを結成し、1988年カルガリー五輪と1994年リレハンメル五輪で金メダルを獲得。1991年に結婚し、娘ダリアも生まれました。しかし1995年11月20日、グリンコフは28歳でツアーの練習中に心臓発作で急死。ゴルデーワが氷上で崩れ落ちる夫のそばにいたという悲劇は、世界中のファンの心に深く刻まれています。
**申雪(シェン・シュエ)&趙宏博(ジャオ・ホンボー)(中国)**は、2007年の世界選手権で3度目の優勝を果たした直後、趙がリンク上でひざまずいてプロポーズしたことで世界的に話題になりました。15年間の交際を経て2007年に入籍。その後引退しますが、五輪金メダルの夢のために復帰し、2010年バンクーバー五輪で見事に金メダルを獲得。中国フィギュアスケート史上初の五輪金メダリストとなりました。
**マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ(アメリカ、アイスダンス)**は、2011年にパートナーを組んでから5年間はあくまでビジネスパートナーでした。ベイツが2016年に気持ちを打ち明け、2017年から交際を開始。2024年にハワイで結婚しました。世界選手権3度の優勝を誇り、2026年ミラノ五輪アイスダンスでは銀メダルを獲得しています。ベイツは「5年かかって初めて、スケートパートナー以上になりたいと伝えた」と語っています(TODAY)。
**アレクサ・シメカ&クリス・ニーリム(アメリカ)**は、2012年のペア結成からわずか1か月で交際を開始し、2016年に結婚。2018年平昌五輪には夫婦ペアとして出場しました。
恋人にならなかった有名ペア
一方、恋人関係にならずに偉大な実績を残したペアも数多く存在します。
**テッサ・ヴァーチュ&スコット・モイア(カナダ、アイスダンス)**は、五輪メダル5個を獲得したフィギュアスケート史上最も成功したカップルですが、交際の噂を一貫して否定し続けました。2018年のエレン・デジェネレスの番組で、ヴァーチュは「もし付き合っていたら、ここで発表しますよ」と明言。モイアも「男女が氷上でロマンティックなストーリーを演じるのが仕事。僕たちの関係は友情と仕事の信頼関係。それを誇りに思っている」と語っています(Maclean’s)。
**ジェーン・トービル&クリストファー・ディーン(イギリス、アイスダンス)は、1984年五輪のボレロで伝説を作ったペアです。40年以上にわたるパートナーシップの秘訣について、トービルは2025年のBBC Breakfastで「結婚しなかったからこそ、今でも親友で一緒に仕事を愛せる」**と明言しました(Dereham Times 2025年7月)。恋愛関係にならなかったことがパートナーシップを長続きさせた——これはペアスケートの文化を理解する上で非常に示唆的な発言です。
**マディソン・ハベル&ザカリー・ドノヒュー(アメリカ、アイスダンス)**は、ペア結成当初に約2年半交際していましたが破局。しかし、スケーティングパートナーとしての関係は継続し、2022年北京五輪で銅メダルを獲得しました。ハベルは「恋愛は続かなかったけど、それでもお互いを手放せなかった。氷上のパートナーシップが最優先だと二人とも明確にわかっていた」と語っています(USA Today 2022年)。
これらの事例から見えるのは、「ペアスケーター=恋人同士」は一般的な誤解であり、実際はむしろ少数派だということです。親密さや信頼がなければ成り立たない競技だからこそ、恋愛とは別次元の深い絆が生まれる——それがペアスケートの本質なのです。
2026年ミラノ五輪での活躍と今後

2025-2026シーズン、りくりゅうペアは圧倒的な強さを見せてきました。グランプリシリーズではフランス杯・スケートアメリカを連勝し、12月のグランプリファイナル(名古屋・IGアリーナ)では225.21点で優勝。3年ぶり2度目のグランプリファイナル制覇を果たしました。
12月の全日本選手権では、ショートプログラム前の6分間練習中に三浦選手がスロージャンプへの入りで転倒し、左肩を脱臼するアクシデントが発生。それでも二人は出場を決断します。三浦選手が「もし演技中に外れたらどこを押せばいい?自分で治す」と言うと、木原選手は**「大丈夫、外れない。俺が引っ張らないようにする。できることにフォーカスしよう」**と声をかけました(Number Web)。木原選手は演技中、三浦選手の手を引いているように見せながら実際には全力では引かないという微調整を密かに行い、84.91点(参考記録ながら世界最高相当)を記録。翌日のフリーは三浦選手の回復を優先して棄権しましたが、ミラノ五輪代表に選出されました。
ミラノ五輪の団体戦では、ショートプログラムで82.84点(世界歴代3位)、フリースケーティングで155.55点(世界歴代3位・自己ベストを8点以上更新)と圧巻の演技を見せ、両プログラムで全チーム中1位の得点を獲得。日本チームの銀メダル(アメリカとわずか1点差)に大きく貢献しました。フリー終了後、得点を見た三浦選手が驚きのあまり椅子から後ろに転げ落ちた場面は、この五輪の名シーンの一つとなっています。
個人戦ショートプログラム(2月15日実施)では、プログラム「Paint It, Black」を演じましたが、アクセルラッソーリフトで木原選手のタイミングがずれるミスが発生。本来であれば高いGOE(出来栄え点)が得られる得意要素で大幅な減点を受け、73.11点の5位発進となりました。首位のハーゼ/ヴォロディン組(ドイツ)とは6.90点差です。
演技後、木原選手は「なんでああなっちゃったかわからない」とうなだれましたが、三浦選手がそっと寄り添う姿が印象的でした。木原選手はその後のインタビューで「調子が悪いわけではないので、しっかりと。明日は必ずここで、いつもの『りくりゅう』の感じでお話できるように必ず戻ってくるので、待っててください」と力強く宣言しています(Olympics.com)。三浦選手も「大きなミスが出てしまったが70点台をキープできた。フリー頑張っていきたい」と前を向きました。
【ペア個人戦フリースケーティングについて】
ペア個人戦フリースケーティングは、日本時間2月17日(現地時間2月16日夜)に実施予定です。団体戦フリーで155.55点(世界歴代3位)を記録した実力を考えれば、逆転メダルは十分に射程圏内です。結果は判明次第、この記事を更新いたします。
今後については、ミラノ五輪の結果にかかわらず、二人の去就に注目が集まっています。引退か、2027年以降のシーズン継続か——ファンにとっては「関係」と同じくらい気になるテーマです。
まとめ|りくりゅうの「本当の関係」とは

2026年2月現在、りくりゅうペアの交際を示す公式発表はありません。周囲からは「兄妹のような関係」と表現され、本人たちも交際について肯定も否定もしていないのが現状です。
この記事で見てきたように、ペアスケートの世界では恋人同士でなくても深い信頼関係で結ばれるケースが数多くあります。ヴァーチュ&モイアのように五輪5メダルを獲得しながらも「親友」であり続けたペア、トービル&ディーンのように「結婚しなかったからこそ40年以上の友情が続いた」と語るペアの存在は、「仲が良い=恋人」という単純な図式が当てはまらないことを教えてくれます。
ただし、一つだけ確かなことがあります。二人の絆が特別であることは、世界選手権2度の優勝、グランプリファイナル制覇、そしてミラノ五輪での歴史的演技が証明しています。 木原選手の「もう彼女しかいないと思った」という言葉、三浦選手の「繋ぎたいときに手を繋げる」という言葉は、恋愛かどうかに関係なく、二人の間にある唯一無二の信頼を物語っています。
ファンとして大切なのは、二人がどのような関係であっても温かく見守ること。そして何よりも、氷上で見せてくれる圧倒的な演技を全力で応援することではないでしょうか。
※この記事は2026年2月時点の公開情報に基づいています。ペア個人戦フリースケーティングの結果は、判明次第更新予定です。

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