はじめに:送信トラブルに困ったら試してみてください
最近、一部のユーザーから「GoogleのAIモード(Gemini)で一度質問した後、二度目以降の送信ボタン(矢印マーク)が反応しない」という報告が見られます(2026年2月時点で、Googleからの公式な不具合報告や、この症状が大規模に発生しているという確認はできていません)。
この記事では、散見される類似の症状に対して考えられる原因と、すぐに試せる一般的なトラブルシューティング、そしてより安定してAI機能を利用するための代替手段をまとめました。
【ご注意】
本記事の内容は、一部のユーザー報告や一般的なトラブルシューティング方法に基づく推測を含んでおり、記載されている症状や原因が、公式に認められた不具合であることを断定するものではありません。あらかじめご了承ください。
報告されている症状の概要
現在、一部で報告されている症状は以下の通りです。ただし、これらの症状がすべての方に発生するわけではありません。
- 一度目の質問は正常にAIとの対話が成立する。
- 続けて二度目の質問を入力し、送信ボタン(矢印マーク)を押しても反応がなくなる。ボタンの見た目に変化はないが、タップしても動作しない状態になることがある。
- この症状は、特にスマートフォンのブラウザ(Google ChromeやSafariなど)で、Google検索内に統合されたAIモードを利用している場合に発生しやすいようです。
考えられる原因(すべて推測の範囲です)
このような症状が発生する原因について、現時点で明確な公式発表はありません。そのため、以下に挙げるのは、あくまで一般的なウェブサービスの知識に基づいた推測の範囲となります。
原因1:サーバーの一時的な遅延や負荷
ウェブサービス全般に言えることですが、サーバーへのアクセスが一時的に集中したり、何らかの理由で応答が遅延したりすると、一部の機能が正常に動作しなくなることがあります。AIのような複雑な処理を行うサービスでは、こうした遅延が操作の無反応として現れる可能性があります。
一部では、他社AIサービスの旧モデル提供終了(2026年2月13日)と時期が重なるため、その影響でユーザーが移動し、サーバー負荷が増加したのではないか、という推測もありますが、これを裏付ける証拠はありません。
原因2:Geminiのアップデートに伴う一時的な影響
Googleは、AIモデル「Gemini」の性能向上のため、常にアップデートを重ねています。2026年2月にも、新しいバージョンへの移行が行われていると見られます。こうした大規模なシステムの変更が行われる過渡期には、一部の環境で予期せぬ動作不良が発生することがあります。UI(ユーザーインターフェース)の変更に伴う軽微なバグなども、可能性の一つとして考えられます。
原因3:ブラウザやデバイス側の一般的な問題
最も一般的で、多くのケースで原因となりうるのが、利用しているスマートフォンやブラウザ側の問題です。これらは特定のサービスに限らず、あらゆるウェブサイトでトラブルの原因となり得ます。
- キャッシュの蓄積:ブラウザが一時的に保存している古いデータ(キャッシュ)が、ウェブサイトの正常な動作を妨げている。
- Cookieの不整合:ログイン情報を管理するCookieに問題が生じ、サーバーとの通信がうまくいかなくなっている。
- アカウント設定の問題:Googleアカウントのログイン状態が不安定であったり、関連する設定がオフになっていたりする。
まず試したい、一般的なトラブルシューティング
もし同様の症状に遭遇した場合、以下の一般的な対処法を上から順に試してみてください。多くの場合、これらの基本的なトラブルシューティングで解決する可能性があります。
対処法1:スマートフォンの再起動
何はともあれ、まずはデバイスの再起動を試しましょう。これはあらゆるITトラブルにおける基本の「き」です。再起動することで、OSやアプリが抱える一時的なエラー、メモリ上の不要なデータがクリアされ、問題が解決することがよくあります。
対処法2:ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする
再起動で改善しない場合、ブラウザに蓄積されたデータが原因である可能性が高いです。お使いのブラウザの設定から、キャッシュとCookieの削除を試してみてください。
Android (Chrome) の場合
- Chromeアプリを開き、画面右上のメニューアイコン(︙)から「設定」に進みます。
- 「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴データの削除」を選択します。
- 「期間」を「全期間」に設定し、「キャッシュされた画像とファイル」と「Cookieとサイトデータ」にチェックを入れて「データを削除」を実行します。
iPhone (Safari) の場合
- スマートフォンの「設定」アプリを開きます。
- 一覧から「Safari」を選択し、「履歴とWebサイトデータを消去」をタップします。
- 確認画面で再度「履歴とデータを消去」を選択すれば完了です。
注意:この操作を行うと、様々なサイトの自動ログインが解除される場合がありますので、ご注意ください。
対処法3:Googleアカウントのログイン状態を確認する
Googleアカウントから一度ログアウトし、再度ログインし直すことで、セッション情報がリフレッシュされ、問題が解決することがあります。また、GoogleのAI機能は「ウェブとアプリのアクティビティ」がオンになっていることを前提としている場合があるため、「マイ アクティビティ」ページで設定が有効になっているか確認するのも良いでしょう。
対処法4:しばらく時間をおいてから再試行する
もし原因がサーバーの一時的な遅延である場合、時間を置くことで自然に解決することがあります。数分から数時間待って、再度試してみてください。
対処法5(民間療法):送信ボタンを数回タップしてみる
一部のユーザーからは、応答がないように見えても、送信ボタンを数回タップすると処理が通ることがある、という報告もあります。サーバーの応答が単に遅れているだけの場合に有効な可能性があるため、試してみる価値はあるかもしれません。ただし、これは根拠の明確な対処法ではありません。
【最推奨】より安定した代替手段の活用
ブラウザ版のGoogle検索に統合されたAIモードは手軽ですが、もし動作が不安定な場合は、より対話に特化した公式のサービスを利用するのが最も確実で快適な解決策です。
代替手段1:専用の「Geminiアプリ」を利用する
スマートフォンで利用する場合、最も推奨されるのが専用の「Gemini」アプリです。これはGeminiの機能に最適化されているため、ブラウザ版よりも安定した動作が期待できます。App StoreやGoogle Playで「Gemini」と検索し、Google公式のアプリをインストールして利用してみてください。
代替手段2:「gemini.google.com」に直接アクセスする
パソコンでの利用や、アプリのインストールを避けたい場合は、Geminiの公式サイトである「gemini.google.com」に直接アクセスするのがお勧めです。検索機能と統合されたインターフェースではなく、AIとの対話に特化した環境で、より安定して利用できます。
代替手段3:開発者向け「Google AI Studio」を活用する
より高度な機能を試したい、あるいは使用するAIモデルを自分で選びたいといった場合は、「Google AI Studio」という開発者向けの無料ツールも選択肢になります。少し専門的なツールですが、基本的な使い方はチャット形式で同じでありながら、動作が非常に安定しているというメリットがあります。
まとめ:最適なツールを見つけて快適なAI活用を
この記事では、「GoogleのAIモードでチャットが続かない」という一部で報告されている症状に対し、考えられる原因と一般的な対処法、そしてより快適に利用するための代替手段を紹介しました。
もし同様のトラブルに遭遇した際は、まずデバイスの再起動やキャッシュクリアといった基本的な対処法を試してみてください。それでも改善しない場合や、より安定した環境を求める場合は、ブラウザ版ではなく専用の「Geminiアプリ」や公式サイト「gemini.google.com」を利用するのが最も確実な解決策と言えるでしょう。
AIサービスは日々急速に進化しており、その過程で一時的な動作不良が発生することもあります。一つの方法に固執せず、状況に応じて最適なツールを使い分けることで、ストレスなくAI技術の恩恵を享受できます。本記事が、その一助となれば幸いです。
(最終更新:2026年2月13日)

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