⚠️ ネタバレ注意 ⚠️
この記事には、TBS火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』最終回(第10話)を含む全話のネタバレが含まれています。未視聴の方はご注意ください。
はじめに
2025年10月に放送されたTBS火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』が、12月9日に最終回を迎えました。TVerを含む無料配信再生数がTBS全番組中のベスト記録を更新し、まさに「今期ナンバーワンのバズりドラマ」となった本作。放送終了後、SNSでは「勝男ロス」「南川ロス」がトレンド入りし、続編やスペシャルドラマを望む声が殺到しています。
しかし、最終回の結末については「モヤモヤする」「え、別れるの?」「詐欺事件は未解決?」といった戸惑いの声も多く見られました。一方で、「これがベストな結末」「ハッピーエンドの形は復縁だけじゃない」という納得の声も。
本記事では、最終回で何が起きたのか、なぜ勝男と鮎美は復縁後に別れを選んだのか、そしてあの「ラスト90秒」が意味するものは何かを徹底解説します。原作漫画との違いや、キャストコメント、視聴方法まで網羅していますので、最後までご覧ください。
ドラマ概要
タイトル:『じゃあ、あんたが作ってみろよ』
放送期間:2025年10月7日〜12月9日(全10話)
放送枠:TBS系「火曜ドラマ」毎週火曜よる10時
原作:谷口菜津子『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(ぶんか社「comicタント」連載)
脚本:安藤奎(岸田國士戯曲賞受賞)
主題歌:This is LAST「シェイプシフター」
メインキャスト
| 役名 | 俳優 | 役柄 |
|---|---|---|
| 山岸鮎美 | 夏帆 | 恋人ファーストで自分を見失った「忍耐女」 |
| 海老原勝男 | 竹内涼真 | 「料理は女が作って当たり前」な「化石男」 |
| 柏倉椿 | 中条あやみ | 勝男のマッチングアプリ相手。通販会社社長 |
| ミナト(太平南人) | 青木柚 | 鮎美の新しい恋人となる酒屋店員 |
| 南川あみな | 杏花 | 勝男の後輩。歯に衣着せぬ物言いで「海老カツ」と呼ぶ |
| 白崎祐樹 | 前原瑞樹 | 勝男の同僚。めんつゆの達人 |
| 渚 | サーヤ(ラランド) | 鮎美の美容師。「鮎メロ」と呼ぶ親友的存在 |
全話あらすじ(第1話〜第9話)
第1話「化石男と忍耐女」
6年間交際し同棲中の勝男と鮎美。勝男は記念日に完璧なプロポーズを決行するが、鮎美の答えは「無理」。鮎美は家を出て行く。
落ち込んだ勝男は合コンに参加するも、「カレーを市販のルーで作るなんて料理じゃない」などの発言で女性たちをドン引きさせる。後輩の南川に「じゃあ、あんたが作ってみろよ」と言われ、鮎美が作っていた筑前煮に挑戦。しかし想像以上の手間と難しさに直面し、鮎美への感謝と自分の無知を痛感する。
名セリフ:「鮎美…すごいな…」(筑前煮の完成品を見て涙する勝男)
第2話「めんつゆ革命」
「変わりたい」と決意した勝男だが、具体的に何をすべきか分からない。後輩・白崎が使うめんつゆを「手抜き」と馬鹿にするが、逆に「めんつゆの材料も知らないでしょ」と指摘され、自分の無知と偏見に気づく。
自らめんつゆを手作りしたことで、それが伝統的な調味料と同等だと学び、「めんつゆ=手抜き」という思い込みを改める。帰り道、鮎美が別の男性(ミナト)といる姿を目撃してショックを受ける。
名セリフ:「知らないのに決めつけてた…」
第3話「出汁の真実」
勝男視点から鮎美視点へ。別れを決意した日、鮎美は美容室で型破りな美容師・渚と出会う。「好きな料理は?」と聞かれ、自分が「モテ」のために本当の好みを消して生きてきたことに気づく。
髪色を変え、テキーラの美味しさを知り、少しずつ「自分の好き」を取り戻していく鮎美。一方、勝男は鮎美が顆粒だしを使っていたことを知り、「裏切られた」と感じるが、それが「鮎美の味」だったことに気づき、本当に大切だったのは「本格的かどうか」ではなく「鮎美が作ってくれること」だったと悟る。
第4話「テキーラと新しい出会い」
鮎美はミナトと親しくなっていく。一方、勝男はマッチングアプリで椿と出会う。バリバリのキャリアウーマンで、仕事が忙しく自炊をほとんどしない椿は、勝男の価値観にストレートにツッコミを入れる存在。
鮎美は渚に誘われたバーでミナトと再会。少しずつ心を開いていく。
第5話「元カノ登場とロールキャベツ」
ミナトが元カノ・関田と会っているところを目撃した鮎美は動揺するが、ミナトは悪気なく関田を家に連れてくる始末。鮎美はミナトのマイペースぶりに悶々とする。
勝男は地元から訪ねてきた兄・鷹広の悩みに触れ、励ますために鮎美を巻き込んだ「共同作業」を行う。久しぶりに一緒に料理をする2人の姿に、視聴者から「復縁して!」の声が殺到した。
第6話「突然の別れと婚活パーティー」
ミナトから「結婚願望がない」と突然別れを告げられた鮎美は、一人暮らしをスタート。2人分の食事を作ってしまうなど、ミナトの不在を実感する日々。
勝男は料理の腕をめきめき上げ、椿のホームパーティーに手作り小籠包を持参。同じ頃、鮎美は婚活パーティーで怪しいフードプロデューサーと出会う。この人物が後に大きな問題を引き起こすことに…。
第7話「父との対峙」
勝男の亭主関白な価値観の原因である父・勝が登場。勝男は父と向き合い、自分がなぜこのような価値観を持つようになったのかを見つめ直す。
顆粒出汁で作った味噌汁こそが「鮎美の味」だと気づいた勝男は、「本格的とかどうでもよくて、鮎美が作ってくれるから嬉しかった」という本心にたどり着く。過去の傲慢さを反省し、「俺が鮎美にご飯を作りたい」と願うようになる。
第8話「母の家出とメキシコ料理」
勝男の母・陽子が父との諍いで家出し、勝男の元にやってくる。良かれと思ってする家事に苛立つ勝男だが、ある策を思いつく。
鮎美は渚に頼まれ、ミナトのバーで開催されるメキシカンフェスで料理を担当することに。椿と偶然出会った鮎美は、勝男が今でも鮎美を想っていることを聞かされ、複雑な心境になる。
第9話「詐欺、謹慎、そして告白」
メキシカンフェスで鮎美が作ったメキシカン風春巻きが大好評。有名フードプロデューサーから「一緒に店を出そう」と誘いを受け、鮎美は夢に向かって動き出す。
しかし、それは詐欺だった。入居日に物件を訪れると、すでに別の店がオープン準備をしていた。フードプロデューサーとは連絡が取れなくなり、鮎美は騙されたことを悟る。
同じ頃、勝男は柳沢から「パワハラ」の報告をされ、謹慎処分に。辛い状況の2人は偶然再会し、お互いを励まし合う。恋人同士だった頃より自然体で楽しそうな2人の姿に、視聴者から感動の声が。
そして勝男は椿の後押しもあり、ついに告白。
名セリフ:「もっかい、やり直そう。俺たち」
鮎美の答えは次週最終回へ…。
第10話(最終回)詳細ネタバレ
冒頭:復縁成立
第9話ラストの「やり直そう」に対する鮎美の答えは「うん」。あっさりと復縁が成立し、SNSは祝福ムード一色に。2人の幸せそうな姿に安堵した視聴者も多かったが、物語はここから大きく動く。
復縁後の日常
復縁した2人だが、鮎美は自分の店を持つ夢を諦めていなかった。詐欺被害に遭いながらも、前を向いて店の準備を進める鮎美。店の初期費用や経費の計算をしている姿を見た勝男は、「これ、俺がやろうか?」と申し出る。
鮎美が断っても話を進めようとする勝男。付き合っていた頃と同じように、「助けてあげたい」という気持ちが先走ってしまう。鮎美は「これは自分でやりたい」と強く主張し、自宅に戻ってしまう。
勝男の職場復帰
謹慎が明け、職場に復帰した勝男。白崎や南川が温かく出迎える中、他部署の社員からは冷たい視線を浴びる。パワハラ報告をした柳沢は相変わらず勝男を突き放すが、勝男は歩み寄る努力を続ける。
最終的に、南川が陰でプロジェクトを助けるなど、勝男を取り巻く環境にも変化が。「海老カツ」と呼んで距離を置いていた南川が、勝男の成長を認めた瞬間だった。
運命の会話:「終わりにしよう」
鮎美が改めて勝男の家を訪れ、2人は向き合って話をする。
鮎美は自分の心境を語る。
「私ね、今まで誰かに選んでもらうためにずっとがんばってた。でもそれで誰かと一緒になっても、今度は言ってもわからない、どうせ伝わらないって最初からあきらめてて。そうやって我慢する関係になってたのは私のせいだった」
「一人で立つことってこんなに怖いんだなって思う。何も考えずに誰かについていけたら楽なのになって。でも私は誰かの後ろじゃなくて、横に立てる自分でいたい。だから今は、ちゃんと自分と向き合って自分の足で立てるようになって、それでお店を出したい。今の自分だからできることをしたい」
勝男は鮎美の言葉を受け止め、こう返す。
「俺は何回も鮎美に助けられてたんだね。だから今度は俺が助けてあげたいって思ったんだと思う。いざ鮎美が一人で立とうとしてるときに支えるっていう言葉は違ったんだね。それが鮎美の言いたいこととかやりたいことに俺の無意識な押し付けでふたをしてたんだね」
そして勝男は決断を下す。
「前の俺だったら黒髪の鮎美が好きだったけど、今の鮎美の方がずっといい。俺は前に進む。鮎美を応援する。鮎美はどこまでだっていける。大丈夫!」
「よし、決めた。終わりにしよう」
鮎美も頷く。「終わりにしよう」
2人は再び別れ、それぞれの道を歩き出すことを選んだ。
鮎美の新たなスタート
鮎美はミナトのバーを間借りする形で、自分の店を始める決意をする。詐欺で失った資金は戻らなかったが、小さなところから自分の力で積み上げていく道を選んだ。
ラスト90秒の意味
最終回のラスト90秒は、多くの視聴者の解釈を呼んだシーンだった。
鮎美の店のオープン日。勝男は店の前を通りかかり、店内で忙しく働く鮎美の姿を見つける。一瞬立ち止まり、小さく微笑んで「おめでとう、鮎美」と呟く勝男。
そのとき、鮎美がふと顔を上げ、窓の外を見る。勝男はすでに歩き出している。鮎美は誰かがいたような気配を感じたのか、少しの間窓を見つめ…そして笑顔で仕事に戻る。
2人は言葉を交わすことなく、それぞれの人生を歩み続ける。しかしその距離感は、決して悲しいものではなかった。
結末考察:なぜ復縁から別れを選んだのか
「支える」と「一緒に立つ」の違い
勝男の成長は本物だった。第1話で「料理は女が作って当たり前」と言っていた男が、自ら料理を作り、人の気持ちを考え、自分の価値観をアップデートしていった。
しかし、「支えてあげたい」という気持ちが、結果的に鮎美の自立を妨げることになりかねなかった。勝男が鮎美の店の経理を引き受けようとしたシーンは、その象徴だ。
鮎美が求めていたのは、「誰かの後ろ」ではなく「横に立てる自分」になること。それは、勝男に頼らず、自分の力で夢を叶えることを意味していた。
ドラマ版が「自立」を選んだ意図
原作漫画はまだ連載中で、復縁の可能性を残した展開が続いている。一方、ドラマ版はオリジナルの結末として「再生」をテーマに掲げた。
再生とは、元に戻ることではない。壊れたものを修復することでもない。それぞれが新しい自分として生まれ変わり、新しい人生を歩むこと。
勝男と鮎美は、別れることで「完成」したのではなく、それぞれの物語を「始めた」のだ。
南川・椿・ミナトの役割
南川:勝男の価値観を真正面からぶった切る存在として、視聴者の代弁者でもあった。最終話で陰から勝男を助けたシーンは、勝男の変化を認めた証。「海老カツ」と呼びながらも、実は誰より勝男の成長を見守っていた。
椿:勝男にとって「新しい価値観」の象徴。キャリアウーマンとして仕事を優先し、料理をしない生き方を堂々と選ぶ椿は、勝男の固定観念を壊す役割を果たした。
ミナト:鮎美にとって「自由」の象徴。束縛しない、でも深入りもしない。その距離感は、鮎美が自分を見つめ直すきっかけになった。
原作漫画との違い比較
基本情報
原作は谷口菜津子による同名漫画。「comicタント」(ぶんか社)にて連載中で、2026年1月現在、単行本は4巻まで刊行されている。「CREA夜ふかしマンガ大賞2024」第1位、「このマンガがすごい!2025」オンナ編第4位に選出された話題作。
主な違い
| 項目 | ドラマ版 | 原作漫画 |
|---|---|---|
| 結末 | 復縁後に別れ(完結) | 未完結(復縁の可能性を示唆) |
| 椿の存在 | 重要なオリジナルキャラとして登場 | 原作でも登場するが比重は異なる |
| 詐欺事件 | 未解決のまま終了 | ドラマオリジナル要素 |
| 全体のトーン | コメディタッチが強め | 繊細な心理描写が中心 |
原作の現状
原作漫画では、勝男と鮎美が偶然再会し、お互いの変化を確認し合うところまで描かれている。鮎美が「復縁なんか絶対ないから!」と言いながらも、勝男のことが気になって仕方ない様子が描かれており、復縁の可能性を十分に残した展開。
原作者の谷口菜津子氏は、ドラマ化に際して「原作を超えるような作品になってくれたら嬉しい」とコメント。ドラマ版の結末は、原作とは異なる「もう一つの答え」として提示された。
視聴者の反応まとめ
驚き・困惑の声
「冒頭で復縁したから安心してたのに…まさかの展開」
「詐欺事件が未解決なのがモヤモヤする」
「スカッとすると思ったのにちょっと消化不良」
納得・感動の声
「ハッピーエンド=結婚だと思ってたけど、お互いを認め合っての別れだったから今爽やかな気分」
「よりを戻す事以外にもハッピーエンドってあるんだなぁって思える清々しい最終回」
「勝男が人として成長していく姿が良かった。最初は嫌なやつだったのに、最後は愛おしくなった」
ロス・続編希望の声
「勝男ロス過ぎる。竹内涼真がハマり役だった」
「南川さんも杏花さんも大好きになりました。南川ロスは年末に堪える」
「火曜、何を生きがいにすればいいのか」
「スペシャルドラマで2人の進捗を見せてほしい」
キャストコメント・クランクアップの様子
夏帆(山岸鮎美役)
「最後までバタバタしていて、本当に終わるのかなって思っていたんですが、最後のシーンを撮りながら終わっちゃうんだな…なんて思いながら、まだ実感がわかないです。力強いみなさんと一緒にドラマを作ることができてとても幸せでした」
涙ぐみながらも笑顔で挨拶した夏帆。TBSドラマ初主演として、鮎美の心の機微を繊細に表現した。
竹内涼真(海老原勝男役)
「真面目に作品づくりに向き合った中で、みんながすごく面白いって言ってくれるので、いいことがあるんだなと再確認しました」
「スケジュールがちょっとキツすぎるかな(笑)すごく良い最高のチームになったんじゃないかなと思います」
撮影現場では、夏帆との「絶妙な距離感」が話題に。竹内は「本当に別れた2人みたいな感じ(笑)」とコメントしていた。
原作者・谷口菜津子氏
「一見すると”時代遅れ”に見える勝男の反省と成長を見守る物語ですが、同時に”時代とともに変わっていく価値観”について、私たち自身が考える物語でもあると思っています」
視聴方法・原作情報
見逃し配信
- TVer:最新話は放送後1週間無料配信
- TBS FREE:同上
- U-NEXT:全話見放題配信中(31日間無料トライアルあり)
※TVerでの本作の配信再生数は、TBS全番組中のベスト記録を更新。1話〜9話の総再生数は5000万回を超えた。
Blu-ray & DVD
『じゃあ、あんたが作ってみろよ』Blu-ray&DVD BOX
発売日:2026年3月27日(予定)
原作漫画
- タイトル:『じゃあ、あんたが作ってみろよ』
- 作者:谷口菜津子
- 出版社:ぶんか社「comicタント」連載
- 既刊:4巻(2025年12月現在)
- 試し読み:「マンガよもんが」で一部無料公開中
スペシャルドラマ情報
主要メディアにて、スペシャルドラマ制作が報じられている。公式発表はまだだが、最終回で別れた2人のその後が描かれる可能性が高い。続報に期待したい。
まとめ
『じゃあ、あんたが作ってみろよ』は、「料理は女が作って当たり前」という価値観を持つ”化石男”が、料理を通じて自分の当たり前を見つめ直し、成長していく物語だった。
最終回で勝男と鮎美が選んだのは、復縁ではなく「それぞれの道を歩むこと」。一見すると悲しい結末に見えるかもしれないが、これは2人にとっての「最適解」だった。
鮎美は「誰かの後ろ」ではなく「横に立てる自分」になるために、自分の足で立つことを選んだ。勝男はそれを理解し、鮎美を「支える」のではなく「応援する」ことを選んだ。
「よりを戻す事以外にもハッピーエンドってあるんだなぁ」——視聴者のこの言葉が、本作の結末を最もよく表している。
別れてもなお、お互いを想い、応援し合える関係。それはきっと、従来の「恋愛ドラマのセオリー」を超えた、新しい形の愛なのかもしれない。
勝男と鮎美の物語は終わったが、2人の人生はこれからも続いていく。そしてもしかしたら、スペシャルドラマでまた会えるかもしれない。その日を楽しみに待ちたい。
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最終更新:2026年1月

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