2026年2月15日(日)、多くの看護学生が待ち望んだ第115回看護師国家試験が実施されました。試験を終えた今、受験生の皆さんが最も気になるのは「合格発表はいつ?」「今年のボーダーラインはどうなるの?」といった点ではないでしょうか。長い受験勉強の成果がどう実を結ぶのか、期待と不安が入り混じる日々をお過ごしのことと思います。
この記事では、第115回看護師国家試験の基本情報から、気になる合格発表日、合格基準の仕組み、そして過去の合格率の推移まで、あらゆる情報を総まとめにしてお届けします。さらに、試験直後の受験生の声を基にした難易度の傾向分析や、合格発表までに準備しておくべきことについても詳しく解説します。この記事が、皆さんの不安を少しでも和らげ、次の一歩を踏み出すための助けとなれば幸いです。
第115回看護師国家試験の基本情報
まずは、今回実施された第115回看護師国家試験の基本的な情報を確認しておきましょう。今年の試験は、全国12都道府県の会場で、約6万2,000人から6万3,000人の受験者を見込んで実施されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日 | 2026年2月15日(日) |
| 時間割 | 午前 9:50〜12:30 / 午後 14:20〜17:00 |
| 試験時間 | 計5時間20分 |
| 出題数 | 全240問(必修50問+一般130問+状況設定60問) |
| 配点 | 300点満点(必修50点+一般・状況設定250点) |
| 試験形式 | マークシート方式 |
| 試験会場 | 全国12都道府県 |
| 受験手数料 | 5,400円 |
| 受験者数(見込み) | 約62,000〜63,000人 |
試験科目は、人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復の促進、健康支援と社会保障制度など全11科目に及びます。出題基準については「令和5年版」が適用されており、これは第114回からの大きな変更はありませんでした。
合格発表はいつ?確認方法まとめ
試験後、最も待ち遠しいのが合格発表です。第115回看護師国家試験の合格発表は、2026年3月24日(火)午後2時に予定されています。
発表当日、厚生労働省のウェブサイトに合格者の受験地と受験番号が掲載されます。自分の番号を見つけた時の喜びは、きっと忘れられないものになるでしょう。また、合格者には後日、合格証書が郵送されます。
なお、試験の正答(模範解答)も合格発表と同日に公開されます。多くの予備校や情報サイトが試験当日から解答速報を公開していますが、中には各社で解答が割れる問題も存在します。そのため、最終的な答え合わせは、厚生労働省から発表される公式の正答で行うのが最も確実です。
合格基準(ボーダーライン)の仕組みと過去の推移
看護師国家試験の合否は、2つの基準を両方とも満たすことで決まります。この仕組みを理解しておくことで、自己採点の結果をより正確に評価することができます。
合格に必要な2つの条件
- 必修問題の得点
必修問題は全50問で、正答率80%以上(40点以上) が絶対条件です。この基準は毎年固定されており、試験の難易度によって変動することはありません。まずはこの必修問題の基準をクリアしていることが、合格への第一関門となります。 - 一般問題+状況設定問題の得点
こちらの250点満点の問題については、合格基準点が毎年変動する相対評価で決まります。つまり、試験全体の難易度が高ければボーダーラインは下がり、易しければ上がります。不適切問題(採点除外対象となった問題)があった場合は、満点が調整された上でボーダーラインが算出されます。
過去5年間のボーダーライン推移
では、過去の一般問題+状況設定問題のボーダーラインはどのように推移してきたのでしょうか。以下の表で確認してみましょう。
| 回(実施年) | ボーダー | 得点率 | 合格率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 第110回(2021年) | 159点/250点 | 63.6% | 90.4% | — |
| 第111回(2022年) | 167点/250点 | 66.8% | 91.3% | 過去5年で最高 |
| 第112回(2023年) | 152点/249点 | 61.0% | 90.8% | 1問採点除外 |
| 第113回(2024年) | 158点/250点 | 63.2% | 87.8% | 必修6問採点除外 |
| 第114回(2025年) | 148点/250点 | 59.2% | 90.1% | 過去5年で最低 |
データ出典:厚生労働省発表データより
過去5年間の平均ボーダーラインは約157点(得点率約63%)となっています。特に、昨年の第114回では148点と大きく下がったことから、予備校各社からは「第115回はその反動でボーダーラインが上昇するのではないか」という指摘も出ています。ただし、これはあくまで予想であり、最終的なボーダーラインは蓋を開けてみるまで分かりません。
第115回の難易度はどうだった?受験生の声
試験直後、SNS上では受験生から様々な声が上がりました。今年の試験の難易度は、一体どのように感じられたのでしょうか。
全体的な印象としては、「難しかった」「簡単だった」という両方の意見が見られ、特に問題分野によって難易度の感じ方に差があったようです。
必修問題については、「ありがとう厚労省!」といった声が見られるなど、比較的解きやすかったと感じた受験生が多かったようです。一方で、一般問題は、「知らない病名が出てきた」「2択で迷う問題が多かった」など、難易度が高かったという感想が目立ちました。特に、社会保障制度や在宅医療に関する問題で苦戦したという声も聞かれます。状況設定問題は、文章量が多いものの、内容は標準的だったという評価が多いようです。
また、今年も「有機リン系殺虫剤」や、患者間のトラブル対応を問う問題など、臨床現場のリアルな状況を想定させるような問題が話題となりました。これらの傾向から、近年の国家試験が単なる知識の暗記だけでなく、より実践的な臨床判断能力を重視していることがうかがえます。
過去の合格率推移と傾向
次に、過去5年間の合格率の推移を見てみましょう。受験者数や合格者数の変化にも注目です。
| 回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第110回(2021年) | 66,124人 | 59,769人 | 90.4% |
| 第111回(2022年) | 65,025人 | 59,344人 | 91.3% |
| 第112回(2023年) | 64,051人 | 58,152人 | 90.8% |
| 第113回(2024年) | 63,301人 | 55,557人 | 87.8% |
| 第114回(2025年) | 63,131人 | 56,906人 | 90.1% |
データ出典:厚生労働省発表データより
表を見ると、看護師国家試験の合格率は概ね90%前後で安定して推移していることがわかります。特に、新卒者の合格率は毎年95%以上と非常に高い水準を維持しています。一方で、既卒者の合格率は30%〜45%程度と、新卒者との間に大きな差があるのが現状です。また、受験者数については、少子化などの影響もあり、毎年少しずつ減少傾向にあります。
合格発表までにやっておくこと
3月24日の合格発表まで、約1ヶ月あります。この期間をどう過ごせば良いか、いくつか提案させてください。
自己採点の結果、合格が確実視されている方は、看護師免許の申請準備を始めましょう。申請には、住民票の写しや診断書など、いくつかの書類が必要です。厚生労働省のウェブサイトで必要書類を確認し、早めに準備を進めておくと、合格発表後スムーズに手続きができます。
一方、自己採点の結果がボーダーライン上で、不安な日々を過ごしている方も多いと思います。しかし、今は結果を待つしかありません。考えすぎて気持ちが落ち込んでしまうのは、非常にもったいないことです。これまで頑張ってきた自分を認め、友人や家族と過ごしたり、趣味に没頭したりと、少しでもリラックスできる時間を作りましょう。また、就職先への連絡が必要な場合もあるため、事前に準備をしておくと安心です。
まとめ
この記事では、2026年2月15日に実施された第115回看護師国家試験について、試験の概要から合格発表日、ボーダーラインの仕組み、そして難易度に関する受験生の反応までを詳しく解説しました。
改めて、合格発表は2026年3月24日(火)午後2時です。今はただ、これまでの努力が実を結ぶことを信じて、その時を待ちましょう。
受験生の皆さん、本当にお疲れさまでした。皆さんのもとに、桜咲く春の便りが届くことを心から祈っています。
※この記事は、合格発表後に第115回のボーダーラインや合格率の確定情報を追記・更新する予定です。

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